(1)ばね指とは
@ばね指は分かり易い病気です。
腱にコブ(結節)ができます。炎症が続き、硬く肥厚してしまった結果です。
指を握った状態から、伸ばす時に、引っかかり、バネの様に、指が伸びる病気です。
その時、弱い〜強い痛みが伴います。
簡単な病気ですが、こじらすと、意外に治り難いです。手術に至ることも少なくありません。
Aばね指と腱鞘炎との違い
ばね指の正式な名前は、狭窄性腱鞘炎です。すなわち、腱鞘炎の中の一つです。
腱鞘とは、腱の滑りを良くし、腱が傷まないように保護をしている鞘です。
腱鞘は、腱がストレスを受けやすい場所にあります。
手のひらにある腱鞘は、力強い動きをするために、靱帯(輪状靱帯)により補強されています。
そのため、手のひらにある腱鞘は、単に痛く腫れるだけの腱鞘炎ではなく、
ばね指という腱鞘炎になって、始めて病気に気づくことが多いです。
Bばね指の解剖図と説明

(2)ばね指と五十肩との類似点
両者は似た者同士である。下の表で比較してみた。
| 五 十 肩 | ば ね 指 | ||
|---|---|---|---|
| 腱 | 形態 | 4つの筋肉の腱が合わさり、板状に見える腱板 | ひも状の長く伸びた腱 |
| 働き | 板状に肩関節を覆うことで、脱臼の防止と複雑で大きな動きが出来る | 長く伸びることで、強く握ることが出来る | |
| 腱の保護組織 | (肩峰下)滑液包 | 腱鞘 | |
| 腱の補強組織 (トンネルの屋根) |
烏口肩峰アーチ(烏口突起、肩峰、烏口肩峰靱帯) | 輪状靱帯 | |
| トンネルの屋根の性状 | 伸縮性がなく、硬く固定している | 伸縮性があり、伸びる | |
| 腱の炎症の仕方 | 腕を挙げる時に、腱板がアーチに圧迫される。 寝ている時の持続性圧迫 |
コブが靱帯に入り込む時に、靱帯を押し広げる。 その時、こすれ合って、炎症を生じる |
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| 夜間(就寝時) の変化 |
寝ている姿勢が毒+リンパの活動優位 ↓ (むくみが強くなる) 夜間痛を生じやすい |
無意識に、強く握ってしまう リンパの活動優位によるコブの増強 ↓ モーニングアタック(朝の一撃) |
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| 腱の病状 | 縮み、かつ硬くなる | むくみ、硬く肥厚する→コブ(結節) | |
| 治療目標 | 硬く、縮んだ腱板→柔らかくなり、伸びるようにする 初期の、適切な治療と振り子運動 |
コブ状に肥厚したものが、小さく縮む(萎縮)のを促進させる モーニングアタックの回避 |
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